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2015年03月29日

やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイン

ひたすらすらすら
ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイン

トントンカンっトントンカンっトントンカンっトントンカンっトントンカンっトントンカンっ痛っ
トントンカンっトントンカンっトントンカンっトントンカンっトントンカンっトントンカンっ

ズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズり
シュー...........
ズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズりズり

以上がつい先日の僕の一日でした.......。
我乍ら小春日和の青春の一日をなんというものに浪費していることでしょうか。
外では菜の花が咲き乱れ、ミツバチやチョウチョたちが春の訪れを喜んでいるというのに.......っ!
その気の遠くなるような作業にて以下のものが完成しました。
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」


特注サイズのアルミ板よりガチの削りだしで制作した苦無のレプリカ品です。

やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

手裏剣は車手裏剣、棒手裏剣と何でもござれで所有している忍者ファン兼なりきり忍者の私ですが、
苦無があまりに欲しすぎてしまっため、ついについついついカットなって作ってしまいました.....^^;

ご存知かと思いますが、
2008年に起きた秋葉原通り魔事件の以後、銃刀法の改正により
刃渡り5.5cm以上の左右対称の剣は単純所持が禁止されることとなりました。

苦無も勿論例外ではなく、
該当する造りのものを販売していた業者が検挙されるほどの事態になってしまいました。
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

かつて豊臣秀吉が行っていた「刀狩」のように、
法改正はまさに、日本各地の忍者諸君にとっての「苦無狩」と呼べるものだったのです。

そこで、「レプリカ品でいいので自分の満足感を充足させたい」という淡い期待から、
業者さんが販売されている合法苦無「アルミ製、または刃渡り5,5cm未満のもの」を探してみましたが、
どれもこれもマニア心を満たしてくれるようなものはなく、悶々とした日々を過ごしておりました。


やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」
やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」


そのような阿鼻叫喚を極める渦中、
「とても欲しい。だけど法律違反はダメ絶対」という悪魔と天使の囁きが耳全体を振るわせる中で
「そうだ。パパッと作っちゃえ!^^(笑)」という発想に行きつきました。

「そうと決めては男じゃないですか!」という言葉の通り腹を決めて、決めたことに関して妥協することが大っ嫌いな僕は
、苦無についての詳しい情報収集から始め、材料を業者さんに特注し、
一切手を抜かずに入念に制作することとなりました

苦無を制作する際、以下の①と②のどちらかを満たせば法的に単純所持がOKとなります。

①刃付けができない材質であること。
「ステンレス、鋼はNG。木やプラスティック、アルミはOK」
②刃渡りが5.5cm未満であること。

念には念を重ねて、①と②の両方を満たすこととしました。

やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

さて余談ですが、漫画、アニメ等のメディア作品の影響にて、一般の方々の間に「苦無は上記のような形状である」という
認識が広まっているかと思われますが、実物は以下のような形状のものがとても多いです。

やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

さらに余談ですが、皆さんおなじみの「忍たま乱太郎」は史実に案外忠実なので驚きました。

やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

余談が過ぎましたね.....(この記事自体、個人的趣味による余談のようなものですが笑)

やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

上記が自宅の作業場(笑)となりますが、工程は以下の通りです。

①アルミ板への大まかな形状のライン引き
②それに沿って「ギュインギュイン」とカッティング
③全体を鍛造品風にするために金づちで「トントンカッ」と叩く
④エッジを「ギュインギュイン」と荒削りした後に「ズリズリ」とペーパーがけ
⑤黒塗装
⑥全体的に布ヤスリにて塗装落とし
⑦バーチウッドアルミブラック「希釈液」にて薄く色づけ

以上です。
もう「トントンカッ」は前田慶次様だけにしてほしいとさえ思いました.....(笑^^;

やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」

長い時間と大けがをするリスク、トンカチで誤って軽く叩いてしまった人指し指などの代償も大きかったものの、
アルミ製とは思えないような鉄鉄しい「日本語おかしい!?笑」出来具合にて完成させることができたかと思います。


やっぱこれがないと!「アルミ製 合法苦無」







Posted by custom garage bsa  at 01:49 │Comments(0)

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